【令和3年版】国内に法人企業は何社あるでしょう？

以前こちらの記事で、平成24年の経済センサス-活動調査を元に、国内の法人企業数についてまとめました。この度、令和3年6月1日に実施された調査の集計が発表されたので、最新の数値を改めて見てみましょう。

「経済センサス」で見る法人企業数

総務省と経済産業省による令和3年の経済センサス-活動調査では、法人企業は約178万社とされています。

経済センサス-活動調査とは

総務省・経済産業省が実施する、全国の全ての事業所・企業が対象の統計調査です。全ての産業分野においての収入や費用、経営組織や従業員数等の項目について網羅的に把握することで、国や地方公共団体の行政施策の検討資料等に活用されます。

参考：

総数：3,674,058

以前の記事でまとめた平成24年の調査と比較してみましょう。

平成24年

令和3年

会社企業は約4％の増加、その他の法人も約12％増加しているのに対して、個人は約27％の大幅な減少になっています。

178万社について従業員規模別で見てみると、0～4人の企業の割合が約60％と最も高く、次いで5～9人の企業が約15％となっています。全体の約75％が従業員10人未満の企業となるため、従業員10以上の企業は全体の25％となります。従業員10以上の企業を数にすると、約44万社となります。

こちらも平成24年のものと比較してみましょう。

平成24年

令和3年

合計の会社法人数が約7万社増加していますが、どの企業規模段階でも、ほぼ万遍なく増加しているようです。5～9人、10～19人規模でのみ、減少しています。

次に177万社を業種別で見てみると、こちらの通りです。平成24年との比較で見てみましょう。

平成24年

令和3年

各産業の割合は大きく変わってはいないようです。産業別で見ると、「不動産業・物品賃貸業」「学術研究・専門・技術サービス業」「医療・福祉」等で比較的増加の幅が大きく、「製造業」「卸売業・小売業」で減少の幅が大きくなっています。

最新の調査では、国内の企業法人の数は約178万社、従業員10人以上の規模に絞ると約44万社となりました。9年前の調査と比較すると、全体は約7万社の増加、従業員10人以上の規模では約2万社の増加となっています。

あなたの会社のターゲットは、178万社のうち、何社にあたるでしょう？この9年で、どのように変化したでしょう？今後の営業戦略のために、一度考えてみても良いかもしれませんね。